それからレジェンドラの勇者たちについて
| ゴルドランで「おお、そーなのか」と思ったのが、ゴルドランが飛べないってことでした。その前に見た勇者シリーズがジェイデッカーだけで、あれは飛ぶも飛ばないもなく、むしろ空中戦という定義もなかったよーな気がしたので。ゴルドランが飛べない、だから飛べないゴルドランに対して空中戦を仕掛ける、という設定になんとなく感動したことを覚えています。スカイゴルドランが＃１５だから随分飛べなかったんですね。もっともすぐに空を飛べる勇者が登場しちゃった（シルバーナイツ）が登場しちゃったから、ワルターが思いっきり有利というわけではなかったのですが。（むしろ敵の不利を毎回計算高く突くようなキャラとは正反対の位置に存在する人ですからなワルターってば） 話がずれますが＃３１。デスギャリガンがロボット形態に変形した時、ワルターがそれを見て「あれがデスギャリガンのファイナルモードだ！」ってな感じに解説してくれましたが、何度見ても突っ込まずにはいられません。 知ってるならとっとと使え。なら勝ててたかもしれないでしょーが！！（笑） （そういえば最終回近辺の「恒星間弾道弾デスマルク」といい＃３９「驚異の新合体技」の宇宙バクテリア騒ぎといい、おバカなんだけど時折妙に解説役に回るワルターを見ると、意外と彼はおバカでもないのかと思います。いや、バカだけど。知識はあると。多分…） と、ゴルドランが飛べないってのびっくりしたんですよ！ではエディタ20行足らずで終わってしまいます（汗）あとなんというか…レオンて可哀想だなあとしみじみ思います。どうも勇者シリーズであの立場で登場するとパーツ扱いになるようですが、それにしても出番がなくて哀れでした。＃２８〜＃３０までは活躍したけど。思えばデュークだって（いきなり戻る）それ以降そんな目立ったわけじゃないんだけど。でもあの人にはレディがいたから、初登場からレジーナ編を通じて非常にインパクトがあったと思うんですよ。思えば空気読めないキャラだったしね、デューク…デッカードが座ってたリーダー席にいきなり当然のように座ってみて、思い切り反発されてるあたり（そんなことを言っても、ジェイデッカーとゴルドランでロボット描写を比較しても意味はないと思うんですが） ゴルドランの宇宙編で戦闘シーンの見せ場を全部持っていかんばかりの勢いだったのがキャプテンシャークですが、思い切り割を食ったのが、レオンだったように個人的には思います。シルバーナイツだってその後出番なかったけど、シルバーナイツはもっと前から出ていたから。ことにゴッドになった時の妙なインパクトが印象的ですがな。 レオンは前半クライマックスで登場して、そこで出番をもらったと言えばそうなんですけど、他の勇者達と違って、「登場話以外でのちょっとした出番」を作ってもらえるような余地が宇宙編ではなかったように思うので。 シルバーナイツで個人的に好きなのは＃１６のワルター強制結婚式イベントで回転椅子で逃亡するワルターを勇者がよってたかって追いつめるシーンでございます。短い場面なんだけどそれぞれ性格の個性が出る妨害っぷり（つーか台詞）でよかったなあ、と。「待ちなさい！」「待ちやがれ！」「待つであります！」ですけどね。ジェットシルバー、そんな丁重に言ってみたって、君らのやってることは立派な犯罪行為だよ。 宇宙に行っても、もーちょっと各勇者でそれぞれ、キャラがかいま見られるようなハナシを増やしてほしかったなあと今更ながら思います。＃３９でアドベンジャーメインだったハナシみたいな感じで。 勇者さんはキャプテン好きだけど（かっこいいんだもん！）、あとお気に入りはアドベンジャー。なんだろう、我ながらオヤジ系がいいんかいな…ギャラクティカバスターはかっこいいと思います。そういえばアドベンジャー、やたら重火器系ですな。ものすごい重装備。アレに勝ったウサリン改めてすごすぎ。 にしてもキャプテンシャーク、（ほとんど出てこなかったけど）剣使いでスパイラルランチャー持ち、地上では戦車にもなり、戦艦だから当然お空も飛べますって、いくら掟破りだからってなんでもありすぎな人だ…ほんっとーに掟破りだよ！ で、ドラン。最後のようで恐縮です。史上初の子連れ勇者。面白い人だなあと思います。真面目なんだけど、なんか妙っていうかボケ役っていうか、わかってないっていうか、なんというか。ドランは最初人格がなかったんだと思います。主よ、命令を。なわけで。別に誰が主だってドランはレジェンドラの勇者、レジェンドラを目指す存在。レジェンドラを真面目に探してくれない主を見ても、勇者は主に絶対服従の存在、逆らうこともないし。それでも性格がついてこないわけではなく、目覚めた直後は、育っていなかったというか、あるはずのものが目覚めていなかったというか、どういうものなのかわかりませんが、ドランは主との交流で随分いろんなことを見て、いろいろ学んだのだと思います。最初人格の伴わないロボットだったドランが、冒険の最後にはタクヤ達が主であることを本当に誇りに思う、というのは、やっぱゴルドランていい話だなあと思います。 ところで子連れ勇者は最終回後息子娘の顔を見に帰ったのでしょうか？と、最終回を見返して思いました。 |