| ゴルドランを最初に見たのは確か、みんなが猫になる話です。夏の怪奇シリーズですな。なんかテレビをつけたらちょうどこの話をやっていて、なんだろうこれはと思ってつい見てしまったのですが、すんげえノリがよく、なにごと？と思っているうちに終わっていました。 勇者シリーズは、前年ジェイデッカーだけ見てたんですが、ゴルドランは見てなかったんですね。 で、なんとなく「勇者調査指令」もほんのちょっとだけ見て、その後怒濤の展開の＃２８から本格的に見たのでした。＃２７「ゴルゴン強奪指令」は見たような見てないような。でもなんか見た気がします。ラスト強烈に覚えてるから。 ＃２８はレオン登場の回。というかみんながいっぺんパワーストーンに戻っちゃう回。そしてシリアスが本格的に登場する話です。なんたって猫からしか見てないから、シャランラが誰かもわからなかったんですけど、このワルターって人が今あっさり弟信じてるけど裏切られるんだろうな〜とはそりゃわかるわけで、バカだなあこの人、と思っていました（笑）素直に信じてるだけに余計バカなところが際立っていたようで、その当時はそんなふうに冷めた目で見ていたのでした。 で、ゴルドランのストーリー自体はおおまじめな展開。次も見よう、と思って、＃２９も見ました。多分、私がゴルドランという作品に嵌められたのは、次の＃３０であるよりも、＃２９のラストだったんだと思います。 シャランラがシリアスの意図を察していたのにワルターはシャランラのいうことを信じなくて、という流れでも、「この人そのうち思いっきり裏切られるんだろうなあ、かわいそうにね」とかヘーキで思っていまして。よくあるアニメのパターンで途中で悪役が交替して、この人はあえなく退場してしまうのかなー、と、それくらいにしか思っていませんでした。そういう時って悪役に人格ってないじゃないですか、わりと。定型的っつーか（暴言？） だけど＃２９の最後、あのインパクトのある展開でワルターがシリアスの裏切りを一瞬で理解し、黙ってワルターが一人で立ち去った時、それまで冷めて見ていたのが一変してしまいました。うわ、可哀想！マジこの人可哀想！どーなっちゃうの？！かわいそすぎだよこの人！！と、いきなり感情移入（苦笑） ＃２８の最初から＃２９のラストに至るまで、全然そんなこと思わなかったんですけどね…あの演出はスゴいと思います。 いままでなんとも思わずに遠目に見ていたキャラクターだったのに、この人はこういう人なんだ、とその瞬間、いきなり理解してしまったようなものでした。で、思いつく感想は「この人可哀想！」の一言で。 勿論もっと前からゴルドランを見ていたらもっと違ったんでしょうが、最初に見たのが猫で（つーか猫だからどれがワルターという人だなどと理解できるわけもなく）ゴルゴン強奪指令の時はおおまじめな悪役で、今にして思えばらしくなさすぎるくらいにおおまじめなワルターだったわけです。 ＃２８〜＃２９までは、よくあるパターンで悪役が交替して前の悪役は始末されちゃうみたいなエピソードなのかな〜と思っていたのですが、＃２９が終わった瞬間、そんな冷めた見方はお空の彼方に吹き飛んでいました。 で、あんまりワルターという人が可哀想になって、次に本気で気になったのが、こーゆーアニメだからありえないと思うんだけど、まさかこのワルターって人、殺されちゃったりしないよね？ってことでした（苦笑） ゴルドランでありえないだろそれ！と今なら思うような気がしますが、当時はゴルドランのことをなんにも知らなかったもので、こんなおおまじめな展開でこの人死んじゃったりしないだろうな〜可哀想だな〜とか思っていました。なんだかんだ言って、パワーストーンはお子たちの手に戻るんだろうと思っていたし。そして＃３０を迎えたわけです。＃３０は、なんかの都合で後半からビデオで録画しました。その後半を、その日何回見たかわかりません（笑） そんでもって、なんか偉く絵がきれいなんだね…とかは思ったような気がするのですが、とりあえず＃３０。相変わらずこれまでの人間関係を理解していないもので、とにかくストーリーを追っかけておりました。イヤ本当に、まさかこの人が、ああいう行動に出るとは、最後の最後まで思わなくて、ワルターという人が「あのお子たちを主として崇めよ！」と言った時は、とにかく衝撃だったのだと思います。まさかああ来るとは思わなかった。本当に、思いもしない展開でした。 で、終わってみれば、なんでだか録画した＃３０後半をその日に何回見たかもーわかりません（笑）とにかくそうやって、ゴルドランという作品に嵌められてしまったのでした。つーかワルター様に落ちたわけですな、もっと端的に言うと。 そして＃３１以降、やっぱりよくあるアニメのパターンを考えてですね（笑）悪役が改心して主人公側につくってのよくあるけど、この人このままそうなって主人公の背景キャラっぽくなってしまうのだろうかそれはそれでもったいないなあ面白い人なのに、と思ったのでした。 けど結局、そうはならなかったわけです。まさかああ来るとは再び思わなかったよ！な、キャプテンシャーク＆イーザック船長登場編。ワルター・ワルザックでイーター・イーザック…マジ倒れるかと思いました（笑）シリアスくんの「バカは粛正しなさい！」が非常に印象的で、もっともだと思ってみたり（爆）そりゃ殺したと思ったらキャプテンハーロックのコスプレで出てきて空気のない宇宙空間でいきなり名乗りを上げたりしたら、こーんな腹立たしいことはないよね…うん。ちなみに、ゴルドランを自分でビデオ録画するようになったのは結局＃４０からです。 今にして思うと（当時から思ってたけど）後半のキャプテンシャークの目立ちっぷりときたら、掟破りもいいところですな。あなた後半のバトルシーンの見せ場全部かっさらいましたね？！＃２８〜＃３０でしか活躍できなかったレオンが哀れでしたよ… まあそんなわけで、最初は思いっきり冷めた見方だった割には、気づけば悪太ファンになってたわけです（笑）そんな彼が地球編であれだけ間抜けだったと知ったのは、勇者シリーズファンだった先輩にビデオを借りて見てからです。そうか、こういう人だったのか…と後で知りました。 結構私イーザック船長好きなんですけど（※同じなのは百も承知ですが）、最初に見たままの流れでそっちを先に知ってたからかもしれません。 じゃあ地球編というか初回から見ていたらどうだったんだ、というと、改めて第一話を見るに付け、絶対最初から惚れ込んでたと思います…（笑）王子サマ馬鹿すぎてステキ！結局、ありえないくらいおバカなんだよ可愛いよ！とか言い出したように思います。なんだ結局どっから見てもよかったんじゃないかようと思いつつ、この稿終了。 |